【発症から約2年】 60歳代 左脳出血 右片麻痺 改善事例

 

ご利用者さま情報

年齢 60代
性別 女性
疾患 左脳出血
発症からの期間 約2年
症状 右片麻痺
目標 1人でトイレに行けるようになってほしい

ご利用までの経緯

2022年10月に左脳出血と診断されました。入院後1カ月間はリハビリを行っていませんでしたが、回復期病院に転院後は約5カ月間リハビリに励むことが出来ました。しかし入院期限などによりもっとリハビリをしたくても出来ず施設への退院となりました。退院後は週二回でリハビリを行っていましたが施設を移ったことでリハビリが出来なくなり困っていたところ、SSP高松を知り体験リハビリの申し込みしました。

体験時の状況

移動は常に車いすで行っており、病院退院後は歩行動作はほとんど行っていない状況でした。金属支柱付き短下肢装具を装着してますが、ベッドやトイレへの移乗動作は手すりを努力的に使用し、非麻痺側中心での立ち上がりや方向転換を行っているため麻痺側下肢での支持はわずかな状況でした。麻痺側の足は随意性の低下によりほとんど自分で動かすことが出来ず、触られた感覚や動かされた感覚もほとんど感じられない状況でした。

リハビリ内容

筋力訓練、立位訓練、歩行訓練

リハビリの効果

随意性の低下に対しては補助を行いながら関節運動を頻回に実施することで少しずつ改善がみられ足の振出しに繋がりました。また、立位保持も介助を行いながら麻痺側への体重移動を繰り返すことで荷重感覚が少しずつ増加したことで安定性が向上しました。次第にステップ動作も行えるようになり四点杖を使用した中でも触れる程度の介助で短距離歩行が可能となりました。

担当スタッフからのコメント

開始当初は運動障害、感覚障害などにより立位保持でのふらつきによる恐怖心が強くみられていました。移乗動作でも手すりの握りこみが強く、また非麻痺側下肢での立ち上がり、方向転換を行い左半身で動作を完遂している印象でした。触られている感覚や動いている感覚を徐々に感じられるようになると同時に随意性も向上して来た際のビックリした表情は私も嬉しく思いました。できることが多くなり動ける範囲が広がると同時に転倒リスクも高まってきます。入所されている施設とも情報共有を行い転倒リスクを軽減させもっと歩けるように一緒に頑張っていきましょう。

住所:香川県高松市桜町2丁目15-46 チェリータウン101
電話:087-802-1290
脳梗塞リハビリSSP高松
理学療法士 井上