【脳出血から7年】70代男性 歩行改善に挑戦!!

ご利用者さま情報

年齢 70代
性別 男性
疾患 左視床出血
発症からの期間 約7年
症状 右片麻痺
目標 もっと歩けるようになりたい

ご利用までの経緯

脳出血発症後、急性期・回復期病院で約半年間リハビリを実施。退院後も介護サービスなど利用しながらリハビリ継続。担当されているCMより当事業所の紹介をされ来所されました。

体験時の状況

右半身に運動、感覚障害があり、坐位・立位姿勢、歩行動作ともに左側への傾きが目立っていました。短下肢装具、四点杖使用し屋内歩行は可能でしたが左側への傾きにより麻痺側への重心移動が少なく左半身中心での動作となっていました。右足に体重をかけても「(感覚が)わからない」「怖い」などの訴えもありました。

リハビリ内容

基本動作、歩行動作時に鏡、動画などを活用しながらフィードバックを行いました。
坐位・立位、歩行時に麻痺側への荷重を促しました。

リハビリの効果

身体に対する意識づけから坐位・立位姿勢ともに左側への傾きが減少。
麻痺側下肢の随意性向上。
麻痺側下肢の支持性向上により歩行時での立脚時間の延長。

担当スタッフからのコメント

体験時では坐位・立位姿勢ともに左側へ傾いており、立ち上がり動作では左腕を努力的に引っ張ることで動作を遂行していました。目標は「もっと歩けるように」ということで活動が乏しい右側の使用をとにかく促しました。ここでのリハビリに加えて、ご自宅でも課題をほぼ毎日取り組んでいただきました。そのため、坐位姿勢では左のお尻を浮かした状態でキープできたり、立位では杖なしで左足を浮かせるようになったりと右半身の活動性が向上しています。歩行動作でも支持時間が極端に短く重心移動が行えていなかった右足でしたが、支える時間が増えたことで結果的に左半身の過活動が減少し右腕の筋肉の過収縮も減少してきました。今後は屋外歩行も視野に入れているため更なる向上を図れるよう一緒にリハビリを進めていきましょう!