【発症から約3年】 70歳代 右脳出血 左片麻痺 改善事例
ご利用者さま情報
年齢 | 70代 |
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性別 | 女性 |
疾患 | 右脳出血 |
発症からの期間 | 約3年 |
症状 | 左片麻痺 |
目標 | 1人でトイレに歩いていきたい! |
ご利用までの経緯
2021年1月に脳出血発症しましたが入院中のリハビリの頑張りにより自宅退院することが出来ました。退院時は短下肢装具(膝の高さより短い装具)を装着しT字杖を使用することで歩行可能なレベルでした。退院後もデイサービスに通いながらリハビリを継続し屋外も一人で歩けるようになりました。しかし、ある日、自宅で転倒したことで再び入院となりました。3ヶ月間の入院後は自宅退院することが出来ましたが以前のような歩き方が出来なくなりました。デイサービスにも再び通いましたが上手く歩く方法が分からない中、担当ケアマネージャーさんの紹介により体験リハビリを受けることになりました。
体験時の状況
脳出血後は杖を持たず手引き歩行も出来ていましたが、転倒により麻痺側の骨盤を骨折したことで麻痺側の足に体重をかけられない期間がありました。その影響や、転倒による恐怖心などが重なり退院後は以前のような歩き方が出来ず、右手足に頼った歩き方や全身に力が入りやすくなったことで以前のような距離を歩くと疲れやすくなりました。
リハビリ内容
関節可動域訓練、筋力訓練、歩行訓練
リハビリの効果
麻痺側の足関節の緊張が高かったため緊張を落としながら麻痺側への体重移動を促したことで、以前より左右の体重移動がスムーズになりました。また、反復練習により支持性の向上がみられたことや、認知的にも麻痺側への荷重が行いやすくなったことで歩行時の歩き始めの改善や躓きの軽減につながったと考えます。
担当スタッフからのコメント
初めてお会いした時には歩行動作を安定させたいということでご相談を頂きました。歩行動作では非麻痺側(右側)で力づくで歩いている印象でした。実際にどれだけ左右に体重がかかっているかを可視化したことで課題と目標を持った中で練習に取り組むことが出来ました。また、感覚的に体重がかけやすいとき、かけにくいときの姿勢や動作の違いに気づけたことで今後の転倒予防として取り組むことが出来ました。今後はこの取り組みをご自宅の動作に繋げていけるよう一緒に頑張っていきましょう!
住所:香川県高松市桜町2丁目15-46 チェリータウン101
電話:087-802-1290
脳梗塞リハビリSSP高松
理学療法士 井上