パーキンソン病

パーキンソン病とは
黒質のドパミン神経細胞の変性を主体とする進行性変成疾患である。4大症状として安静時振戦、筋強剛(筋固縮)、無動・寡動、姿勢反射障害を特徴とする。近年では運動症状のみならず、精神症状などの非運動症状も注目されている。発症年齢は 50~65 歳に多いが、高齢になるほど発病率が増加する。40 歳以下で発症するものは若年性パーキンソン病と呼ばれる。この中には遺伝子異常が明らかにされた症例も含まれる。
パーキンソン病の危険因子
現段階では不明であるが、いくつかの仮説が提唱されている。また、家族性パーキンソニズムの原因となる遺伝子異常が関与することや、環境因子が影響することも明らかとなっている。
パーキンソン病の施術法
運動症状として、初発症状は振戦が最も多く、次に動作の拙劣さが続く。しかし、姿勢反射障害やすくみ足で発症することはない。症状の左右差があることが多い。動作は全般的に遅く拙劣となるが、椅子からの起立時やベッド上での体位変換時に目立つことが多い。表情は変化に乏しく、言葉は単調で低くなり、なにげない自然な動作が減少する。歩行は前傾前屈姿勢で、前後にも横方向にも歩幅が狭く、歩行速度は遅くなる。進行例では、歩行時に足が地面に張り付いて離れなくなり、いわゆるすくみ足が見られる。方向転換するときや狭い場所を通過するときに障害が目立つ。パーキンソン病では上記の運動症状に加えて、意欲の低下、認知機能障害、幻視、幻覚、妄想などの多彩な非運動症状が認められる。 このほか睡眠障害、自律神経障害、嗅覚の低下、痛みやしびれ、浮腫など様々な症状を伴うことが知られるようになり、パーキンソン病は単に錐体外路疾患ではなく、パーキンソン複合病態として認識すべきとの考えが提唱されている。
パーキンソン病の予防
薬物療法、手術療法、リハビリなど
リハビリは発病早期から実施すべきとされており、ストレッチングや筋力増強訓練、日常生活動作訓練などがあります。

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