脳梗塞とリハビリテーション

 

脳梗塞とは脳卒中の一つです。現在、日本でも脳卒中の発症が増えてきており毎年約20~30万人もの方が発症しています。脳卒中は大きく分けて脳出血、脳梗塞、くも膜下出血の3つに分類されます。今回は脳梗塞の概要から種類、対策などまとめたものをご紹介したいと思います。

目次

・脳梗塞とは

・脳梗塞の種類

 -アテローム血栓性

 -ラクナ梗塞

 -心原性脳塞栓

・脳梗塞の原因

・脳梗塞の予防と対策

 -基礎疾患の管理

 -ストレス

 -生活習慣

 -健康診断の活用

・脳梗塞後のリハビリ

・脳梗塞リハビリSSP高松とは


脳梗塞とは

脳血管の一部が詰まり、その先に十分な血流がいかず脳細胞がダメージを受ける病気です。診断を確定するために、頭部MRI検査・頭部CT検査・心電図・心臓超音波検査などが行われます。主な治療には薬物治療とリハビリテーションがあります。また、再発を予防するために手術をすることもあります。脳梗塞を起こして一定の時間以内に適切な治療を受ければ、後遺症が残らない可能性が高まります。そのため、一刻も早く治療を受けることが重要な病気です。片方の手足が動かしづらい・片方の手足がしびれる・喋りづらい・突然片方の視野が暗くなるといった症状がある場合は必ず速やかに医療機関にかかってください。その際は脳神経内科・脳外科・救急科にかかることをおすすめします。

脳梗塞の種類

1.アテローム血栓性

首や脳の比較的太い動脈にたまったアテロームのせいで、動脈が細くなったり詰まったりする。動脈硬化が原因の一つ。

2.ラクナ梗塞

脳の細い血管が詰まることによる、小さな脳梗塞。

3.心原性脳塞栓

心臓の中にできた血栓が脳の血管に運ばれ、血管が詰まってしまう。心房細動という不整脈が原因。

脳梗塞の原因

脳梗塞の大きな原因としては、動脈硬化が挙げられる。動脈硬化とは、加齢に伴ってしなやかさを失い硬くなった血管に、コレステロールや脂質でドロドロになった血液が付着して血管が細くなったり、血液の流れが悪くなってしまう状態を指す。健康な血管であれば血液は留まることなく流れていくが、動脈硬化によって血管内に血流が滞る場所ができると、そこで血液が固まりやすくなり、血栓ができてしまう。こうして脳の血管内に作られた血栓や、心臓から運ばれた血栓が脳の血管をふさいでしまうことで、脳梗塞が引き起こされる。動脈硬化が起きる主な要因としては、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)がよく挙げられるが、それに加えて、高脂血症、高血圧、糖尿病、心臓病といった疾患や、肥満、喫煙、飲酒など日常の生活習慣とも密接にかかわっている。

脳梗塞の予防と対策

脳梗塞は、脳の血管が何らかの原因で詰まってしまい、血液が届かなくなった部分の脳細胞が死んでしまう病気です。「怖い、どうすることも出来ない病気」と考えがちですが、高血圧や心臓疾患、糖尿病などの危険因子に注意して日常生活を改善して行けば、脳梗塞のリスクを下げ、予防できるようになります。
脳梗塞を予防する上で大切なポイントとしては、

1.基礎疾患の管理

脳梗塞の一番の原因は、動脈硬化です。高血圧や心臓疾患、糖尿病、高脂血症などがあると動脈硬化を起こしやすくなります。これらの疾患をきちんと管理することで、結果的に脳梗塞を予防できます。

2.ストレス

適度なストレスは、心身にとって、よい刺激となり必要なものです。しかし、過度のストレスをためたままにしてしまうと自律神経が乱れ、血圧や脈拍が上昇し、血糖値も上がってしまいます。血糖値が上がると血管が傷つきやすくなり、動脈硬化を招きます。

3.生活習慣

生活習慣の乱れが、脳梗塞の要因となる基礎疾患や生活習慣病を招きます。規則正しい生活、バランスの取れた食生活、十分な睡眠、適度な運動、ゆったりとした入浴は、健康な身体を作り生活習慣病の予防となります。また、自己管理がとても大切です。発作のおきやすい状況を避けることも大切です。冬、急激な温度差を避けることや、夏、十分に水分を摂る事は予防につながります。過度の飲酒は、高血圧を招きます。喫煙は、血管を収縮させ血圧を上げます。血中の善玉コレステロールを減少させ、動脈硬化を促進します。やめればよいと分かっていてもなかなか簡単に止めれないのが喫煙の怖さです。医師や保健師のアドバイスを受け、禁煙にチャレンジしましょう。

4.健康診断の活用

人間ドックや健康診断等の血液検査で、糖尿病や高血圧、高脂血症などが分かります。脳梗塞を予防するために、健診結果で再検査が必要と通知がきたら、そのままにせず、必ず、医師に相談してください。

脳梗塞後のリハビリ

脳梗塞を発症した後のリハビリは大きく分けて「急性期」「回復期」「維持期」の3段階あり、それぞれの段階で適切なリハビリを行う必要があります。治療後2週間までが「急性期」で、脳卒中の治療とともにリハビリを開始します。発症から3~6ヶ月の期間は「回復期」と呼ばれ、回復期リハビリの中で更に生活動作を意識した日常動作訓練や言語訓練などを行います。回復期以降は「維持期または生活期」と呼ばれており、軽めの運動などを取り入れながら、実際の生活の場を中心に生活の範囲を広げ、動作に慣れるリハビリを進めていきます。しかし、現在は入院期間の短縮などにより十分な機能改善が行えず生活期に移行する方が少なくないです。このことから、保険外リハビリサービスの需要が年々増えてきており、全国的に保険外リハビリサービスが増えてきている傾向となっています。

脳梗塞リハビリSSP高松とは

脳梗塞リハビリSSP高松とは脳梗塞後などの後遺症改善により復職や日常生活をより豊かに過ごすことなどを目標とした保険外リハビリ事業所です。香川県では初の保険外リハビリ事業所になります。後遺症改善や復職、趣味活動の再開など、様々なお悩みを解決するために全力でサポートいたします。
「リハビリをもっとしたい!」
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など、是非ご相談ください。また、他にもこんな悩みがありますなど、ご質問、ご相談がございましたらお電話、またはメールにてお気軽にご連絡ください。無料体験も受付中。

改善事例≪こちら≫からご確認いただけます。

 

住所:香川県高松市桜町2丁目15-46 チェリータウン101
電話:087-802-1290
脳梗塞リハビリSSP高松
理学療法士 井上