【発症から約2年5ヶ月】60歳代 右脳梗塞 左片麻痺 改善事例

 

ご利用者さま情報

年齢 60代
性別 男性
疾患 右脳梗塞
発症からの期間 約2年5ヶ月
症状 左片麻痺
目標 一人で歩いてトイレに行けるようになりたい

ご利用までの経緯

20234月に右脳梗塞を発症し、約半年間の入院リハビリを受けました。しかし自宅への退院は難しく、一時的に施設へ入所。その後も在宅復帰を目標にリハビリを続け、翌年1月には自宅での生活を再開できました。ただ、生活の移動は車椅子が中心で「もっと歩けるようになりたい」という思いが強くなりました。そこで、さらなる歩行改善を目指してSSP高松を知り、体験リハビリを申し込みました。

体験時の状況

安静時の座位保持は上肢で体を支えることで自立していました。立位保持も金属支柱付き短下肢装具を装着し、上肢で支えれば可能でしたが、非麻痺側へ傾く姿勢が見られました。ベッドやトイレへの移乗は手すりを使えば見守り下で行えました。左足は随意的な動きが乏しく、表在・深部いずれの感覚にも障害があり、麻痺側の股関節周囲の筋収縮時には疼痛も認められました。歩行は並行棒内での移動経験はあるものの、杖を使った歩行はまだ行っていませんでした。

リハビリ内容

ROM訓練、筋力訓練、動作訓練

リハビリの効果

座位保持では、麻痺側臀部への重心移動がスムーズになり、上肢で支える頻度が減少しました。立位保持では非麻痺側への傾きは残るものの、麻痺側下肢への荷重量が向上しています。歩行動作は四点杖を使用することで可能となり、現在は見守り下で最大約3mの歩行が行えています。

担当スタッフからのコメント

ご利用当初は座位・立位ともに非麻痺側へ傾きやすく、歩行も並行棒内に限られていました。しかし、ROM訓練や筋力訓練、動作訓練を重ねることで麻痺側への重心移動が安定し、上肢で支える頻度も減少。立位では麻痺側下肢への荷重が徐々に増え、現在は四点杖を使って見守り下で約3m歩けるまでになりました。これからは歩行距離を少しずつ伸ばし、自力でトイレまで移動できるよう、バランスや下肢筋力を高める練習を一緒に進めていきましょう!

住所:香川県高松市桜町2丁目15-46 チェリータウン101
電話:087-802-1290
脳梗塞リハビリSSP高松
理学療法士 井上