綺麗に歩きたい 歩く時に腕が伸ばせれるように…

こんにちは!
脳梗塞リハビリSSP高松 理学療法士井上です。
今回はご2023年9月から通われている利用者様の発症から現在までの流れや心境をご紹介いたします。


~infomation~

男性/50代  疾患:右脳出血  症状:左半身麻痺  発症からの経過時間:6年半

来店時の様子:歩いている時に腕が曲がってしまう。足が真っすぐ前に出ない                                               目標:歩行時に腕が伸び スムーズに歩きたい


井上「当施設へお越しになる前の状況を教えていただいてもよろしいですか?」

元々はずっと公務員をしていました。 体を動かすことやスポーツが好きで野球を楽しむ生活を送っていました。当時から高血圧だと指摘されていたため通院と薬で血圧の管理を行っておりました。 しかし管理業務を任されるようになってから仕事量が増え休みも少なくなったことから少しずつストレスを感じるようになったんです。その影響か、2017年1月のある朝、いつも通り起き顔を洗っていると急に左半身に脱力感がありその場に倒れこんでしまいました。

井上「発症後の経過を教えていただけますか?」

発症直後は幸いにも家族が近くにいたためすぐに救急搬送されましたが2~3日意識がなく昏睡状態となっていたそうです。急性期病院に入院し、1か月半程立ち上がる練習や装具を着けての歩行練習などのリハビリを行いました。その後回復期リハビリテーション病院に転院し生活動作などのリハビリを集中的に行いました。「早く帰りたい!」と思いながら、リハビリの時間以外は自主トレーニングを行っていましたが、そこも1カ月半で退院となりました。しかし、自宅に帰っても思うように動くことができず、転倒し大腿骨を骨折してしまいました。また入院生活に戻ってしまい当時は辛い気持ちになりました。その後、自宅に戻ってからは月に2~3回程外来でリハビリを受けながら、自分自身でも毎週末は欠かさず長距離を歩いていました。

井上「SSP高松を知ったきっかけは何ですか?」

情報誌(ナイスタウン)でたまたま見かけたことが知ったきっかけです。「こんな施設があるんだな」と興味を持ちホームページでも内容を確認したところ、発症から数年経っている方でも改善例があると知り体験してみたいと思いました。 手足両方の麻痺(まひ)が残っている状態のため、歩いている時に腕が曲がってしまうことや足が真っすぐ前に出ないことを「どうにか改善できないか」という思いでした。体験を受けた時に腕が曲がってしまう理由や改善方法を詳しく説明していただき「もっとやれることがあるんだ」と新しい発見をした気持ちになりました。

井上「効果はどのように感じていますか?」

リハビリはとても楽しくやっています。元々身体を動かすことが好きだったので、ここでも希望に合わせて運動メインで関わってくれていることが有難いです。自分の身体ですが、意外と気づかないことも多いので色々と指摘をしてもらうことで張りが出ます。歩く時に腕が曲がる症状については、通う前より少なくなっています。また、以前より重心移動がスムーズになったのか歩きやすくなったことを感じています。

麻痺した側の半身は筋肉が細くなってしまったように感じていましたが、ここに通ってからは力強さが少しずつ出てきたように思います。井上さんはご自身でも筋トレマニアだと言っていますが、メニューも豊富ですし細かいところまでよくみて教えてくれるので、非常に助かっています。

井上「自主訓練の量が誰よりも多く、とても努力家でリハビリに向き合う姿勢を尊敬しています。少しでもご希望の姿に近づけるようにこれからもメニューをどんどん考えていきますので頑張りましょう!」

香川県高松市桜町2丁目15-46 チェリータウン101
087-802-1290
soken@reha-ssp.com
理学療法士 井上